ADDress会員の中には多拠点生活だけでなく、移住候補地を探したいという方も少なくありません。
しかし、初めて行く地域でどのように人とのつながりを作ればよいかわからず不安を抱えている方も多いはず。
今回はADDressでの多拠点生活がきっかけで一宮に移住をした小森さんに、現地で出会う方々とどのようなコミュニケーションを心がけていたのかお伺いしました。
ゲスト:ADDress卒業生 小森さん
去年の夏にサーフィンをはじめたことがきっかけで、東京オリンピックのサーフィン会場でもある一宮に移住。
コミュニケーションの専門家として単発や継続のセッションを提供する仕事をメインに、Webサイト作成やスポーツインストラクターなど多方面で活躍中。
ADDressは2年弱活用し移住を機に卒業。
目次
オーストラリア暮らしから日本での多拠点生活へ
多拠点生活をはじめる前は、オーストラリアのシドニーに15年ほど住んでいました。シドニーに住居があったので、もちろんホッピングもしていません。
日本に帰国して3年になるのですが、帰国当時は1つの場所に居場所を持つのもしっくりこず、とはいえ旅をしたいわけでも、実家にいたいのとも異なり、「さて、どうしようか」と考えあぐねていたんです。そんな時に、ADDressを見つけました。
面白そうだなと思い、ADDressの最低契約期間は1ヶ月なので(※2024年5月29日現在)、嫌だったらやめればいいやという感覚で多拠点生活をスタートしました。
ADDressを卒業し、サーフィンと人が好きで一宮に移住
最初に一宮を訪れたきっかけは、清里邸の家守さんに「一宮B邸でWEBサイトを作れる方を探してたよ」と教えてくれたことでした。
(たくさん暮らした一宮B邸)
それからはかなり一宮に通い詰めましたね。卒業前の半年はほぼ一宮にしかいなかったくらいです。これはもう他の場所には行かないだろうなと思い、一宮のアパートを借りることにしました。
海が近くて、ライフワークのサーフィンがすぐにできるというのも移住理由のひとつですが、一宮B邸に滞在する中で、家守のさいとうさんに町で暮している方をご紹介いただいたり、サーフィン仲間のつながりもできたことが移住に踏み切れた大きな理由です。
(実際に小森さんが撮影された写真)
また正直、2年間ADDressでホッピングを続けていたので、荷物の出し入れや移動することに疲れてきたり、観葉植物も育てたいななど定住欲も湧いてきていましたね。
一宮ではサーフィンのある暮らしを
今は、賃貸アパートに住民票を移し正真正銘の移住を果たしました。
アパートを借りる前に地域の方と関係性ができていたので、引っ越しのハードルは高くありませんでした。まわりに「一宮町民になりました」と報告しても「(逆に)まだだったの!?」と言われるくらい。
(朝イチの海へ4時前にパドルアウト。)
海までは車でおよそ10分弱のところに住んでおり、海に入れる日はなるべくサーフィンをしていることが多いですね。近場に遠方にと天候に合わせて一宮の海を満喫しています。
小森さん流 地域とのつながり方は「お店に通い詰める作戦」
初めての場所への緊張感は誰しもありますよね。土地勘もないし知っている人もいないし、毎回どうしようかと私も思っていました。
そんな時、一番心強い存在はやはり家守さんでした。家守さんが出会いのきっかけを作ってくださるので、その後は自分から話しかけたり、距離をつめるようなコミュニケーションを心がけています。
(南房総邸では、家守の横山さんや偶然滞在した会員さんと食卓を囲むことも)
また、行ってから気になる場所を見つけることがあると2〜3日ではもったいないので、一週間ほど滞在するようにしていました。
さらに、カフェなどお気に入りのお店を1つ選んで通い詰め、常連さんになることが私流の地域とのつながり方。ただ通うだけでなく「こんにちは」という挨拶を欠かさないこともポイントです。
3〜4回訪問すると、まずオーナーさんと顔見知りになり、次第に他の常連さんとも仲良く話せるようになりますね。何度も訪れるとみなさんが覚えてくれて、自然と交流の幅が広がっていきます。たとえば、サーフィン好きの方とつなげてくださったり、私が通ったカフェのオーナーさんにはサーフィンを習ったりしています。
先のことは決めすぎず、未来はご縁に身を任せる
一宮にはご縁をつないで頂いて流れ着き、あと2年くらいは腰を据えて住んでみようかなと思っています。ただ、これまで15年間オーストラリアに住んでいた分、現地に友人もたくさんいるので、オーストラリアに帰るという選択肢も捨てずにあります。
一宮で暮らす2年の中でさらにご縁が深まればずっと住んでいるかもしれないですし、もうちょっと早くオーストラリアに戻っているかもしれないし、オープンな展望を持っています。いつかシドニー拠点の家守をするのもいいかもしれないですね!
ADDressを検討しているみなさんへ
最短1か月で解約できる仕組み(※解約は1か月単位のため、日割り料金の返金はありません)や、規約に記載ある内容は”正解”があるので、事前の面談などを活用して不明点はクリアにしておくと良いと思います。
一方で、ADDress生活をはじめてからのことは正解がないので、気軽にはじめるのがいいと、心底思っています。移住に関してもハードルが高いと思われている方も多いですが、意外とハードルが高くないんですよね。
移住したからといって、10年20年住むかと言ったらそのつもりで移住しているわけではないです。もしかしたらそうなるかもしれないけれど、魂を売り渡すわけでもないですし、安全に挑戦したら良いと思います!
気軽に多拠点生活、プチ移住をはじめてみてください。
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