広大な自然の中で、親も子も「ここでしかできない」体験を

※この記事は10月14日(土)〜15日(日)にADDress清里A邸にて開催された「親子で多拠点暮らし」体験会のイベントレポートです。

「子連れの旅行は大変」そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

たくさんの荷物、移動手段や宿泊環境の確認、他の宿泊客への配慮。
親子旅には様々なハードルが立ちはだかります。

だけど、知らない場所での体験や人との出会いは、子供だけでなく育児者にもかけがえのない体験になるはず。

育児を理由に家の外に出ることを諦めず、自由に旅して暮らすことはできないかと考え、今回の企画につながりました。

子供がいても気軽に複数の拠点で暮らしていく、そんな新しいライフスタイルの可能性を提供します。

今回はこのイベントに参加したADDress社員の吉川さんに当日の様子をお伺いしました。

特急あずさで約2時間。パパと娘、息子、3人の電車旅

我が家では普段、妻も私もテレワークのため育児も家事も半々くらいで分担しています。習い事の管理だったりを妻がしてくれているので、私は休日に子供たちを外に連れて行くことが多いです。

ですので今回のイベントも、私と7歳の娘、5歳の息子の3人で参加しました。

新宿を10時頃出発し、山梨県清里までは特急あずさで乗り換え含め2時間程度の旅路でした。

途中子供たちが寝てくれたこともあり、普段だったらありえる喧嘩も今回は特になく、思いのほかスムーズに車内時間を過ごせました。

14時開始だったので、到着後は駅前でお昼を食べてから清里A邸に向かいました。

同じ家で過ごすから、異なる年齢でもすぐに打ち解ける

今回の参加メンバーは家守のお子さんと、参加した3〜5歳の子供たち。日中は計7名の子供たちが家の中にいました。

7歳の娘は一番年上だったので、リーダーぶって張り切っていました。笑

託児中は別室で保育士の方が子供たちを見てくれているので、親たちは自由行動の時間です。子供たちはお絵描きをしたり、家の周りに出たりしながら自由に遊んでいたようです。

短い時間ではありましたが、あっという間に子供たち同士で仲良くなっており、託児が終わった後も、みんなで夜まで大暴れしていました。

うちの子たちは大人ともすぐ打ち解けていましたし、家守のお子さんは1歳とまだ小さかったのですが、他の子供たちが遊んでくれてよかったとおっしゃっていました。

託児タイムにゆっくり散歩で贅沢な時間を

14時からの託児タイムでは、私は家の外を散歩することにしました。

家の周りを少し歩くと、絵画のような美しい景色が広がっており、散歩しているだけでとても気持ちの良い時間でした。

20分ほど歩くと、パン屋さんを見つけたので、次の日の朝ご飯にするパンを調達しました。このエリアには他にもお店があったので、カフェでコーヒーを飲んだりまったりと過ごしました。

他の保護者の方は車でどこかに行っている様子もありました。

私の場合、親がストレスを感じるのが一番よくないと思っているので、特に気後れなく、託児タイムの一人時間を満喫できました。

街中にはない自然が、無限に遊べるおもちゃになる

普段街中に住んでいるので、自然の中で子供が勝手に遊んでくれる様子には驚きました。

特に遊具がなくても、落ちている枝を拾ってみたり、それを木に刺してみたり、自然の中では自由な発想でいくらでも遊びの幅が広がっていくんですね。

特にこの時期はドングリがたくさん落ちていたので、たくさんドングリを拾って子供たちも満足そうでした。

大人が相手をしなくても勝手に遊んでくれるので、大人もリラックスできるし、子供たちも楽しいし、WINWINでした。

思い思いに具材をのせて、いつもより賑やかな夕飯タイム

託児が終わった後は、夕食の準備で、今回はみんなでピザを作りました。

普段家にいると、「かけすぎちゃだめ」「こぼしちゃうよ」と親が色々口出ししてしまいますが、今回は子供たちに自由に作ってもらいました。

たくさんコーンをかけたりして、とても楽しそうで、結局親はほとんど作らせてもらえず、ほぼ子供たちで作るような感じでしたね。

家守さんたちが他のおかずも準備してくれて、盛りだくさんの食卓になり、たわいもない会話をしながらゆっくりとした時間を過ごせました。

街灯がないからこそできる、懐中電灯片手に夜のお散歩

夜になると「星をみに行くぞ!」ということで、外に星空観察に出かけました。どうやら託児中に子供たちで企画していたようで、とても楽しそうでした。

結局曇りで星は見えなかったのですが、そんなことはどうでもよいようで、普段都会ではなかなか使うことのない懐中電灯を持って、夜に外にいる、という非日常感にワクワクしている様子でした。

子連れADDressの魅力と工夫ポイント

普段、旅行でホテルを使うとなると、ここまで自由に遊ばせることはできませんし、声の大きさなど、周囲の宿泊者の方にとても気を使うので、清里A邸での滞在はとてもリラックスして過ごせました。

注意点としては、今回はマットレスも貸し出しがありましたが、子供と同伴利用の際には、ベッドのサイズや貸し出しマットレスの有無も確認できると良いかと思います。

我が家は3人で寝られそうだったので、3人一緒にベッドで就寝しました。

また、ホテルではないので、バスタオルや歯ブラシを持って行くという点だけ注意が必要ですね。

我が家の場合は、他に特別な持ち物はなく、今回の清里A邸にはおもちゃや筆記用具、紙もあったので室内でも問題なく遊べていました。

子供はおもちゃがないといけないわけではなく、例えば今回は室内にあった非常用懐中電灯が子供たちにはおもしろかったようで、ずっとこれで遊んでいましたよ。笑

普段から環境を工夫することで、親子旅をもっと気軽に

私たち夫婦は、普段から子供たちをなるべく親以外の大人がいる環境や、異なる年齢の子供がいる空間に放り込むことを意識しています。

例えば、私たち行きつけのカフェは店主が子供ウェルカムなこともあり、よく子連れで通っています。子供が小さい時は、区がやっている預かり保育も積極的に利用していました。

他にも、3歳をすぎた頃からは、関西の実家に子供だけを1週間預けるようなこともしています。

そういった経験があるからこそ、子供たちも新しい環境や、親がいない状況に物怖じしませんし、親としても心配したり、気おくれをすることもありません。

子育て中家守や子供ウェルカムな家も。親子旅デビューにぴったりのADDress同伴制度

お子さんたちは家に帰ってからも「もう一回行きたい!」と言っているほど、今回のADDressの滞在はとても楽しい思い出になったようです。吉川さん自身も「家守のお子さんも次回行く時には大きくなっているのかな?」とまた清里に行くのが楽しみになったといいます。

特に初めての親子旅は、懸念点や不安ばかりに目がいきがちですが、吉川さんのように普段からの環境づくりを工夫することで、子供も親も気軽に旅に出られるかもしれません。

また、ADDressには子育て中の家守や子供ウェルカムの家もあるので、同伴制度を使って、親子旅デビューにもおすすめです。

この記事を書いた人

三上ゆき

一般社団法人READYBOXで副代表をしながら、ライターやフリースクールの先生もしています。 「いいことを、淡々と」がモットー。