「coconova」は、株式会社Social Designが運営するコミュニティ施設です。「coconova」が目指す空間は、「公園のようにオープンで、住まう人たちと共に遊び、学びながら、その土地で愛されるひとつの場を育てること」。
株式会社Social DesignはADDressとも業務提携をしており、会員のみなさんにも「coconova」を沖縄暮らしのアクセスポイントとして活用いただけたらと思います。
今回、「coconova」を運営する近藤さん、アイリンさん、増渕さんにお話を伺い、現在の活動や未来像についてお聞きしました!
左から増渕さん アイリンさん 近藤さん
▷ 近藤さん
今年の8月に旅行で沖縄県名護市を訪れ、気がついたら移住していました。毎月第3日曜日に開催する「NAGOフリーマーケット」の責任者をしています。
現在は福岡と二拠点生活をしており、福岡ではバスガイドをやっています。
▷ アイリンさん
生まれも育ちも沖縄です。今年大学を卒業して、「coconova」で働いています。企画や運営をしながら、子どもたちが集まる場作りを目指しています。
▷ 増渕さん
東京の大学院に通っていてインターンという形で、セレクトショップの立ち上げやマネジメントに携わっています。
大学院では「タスクをどのように受け取ったら良いアウトプットが出るのか」を研究しており、「coconova」での仕事に活かしています。
「coconova」ってどんな場所?
▷ 増渕さん
ちょうどコンセプトを整理している状況ではあるのですが、一言でいうと「名護に関わる人のやってみたいをサポートする場所」です。
具体的なコンテンツは2つあります。
1つ目は人が日常的に集まる場所にするためのイベント運営です。たとえば「シネマナイト」やダンスあり音楽ありの「サイファーナイト」、楽器を持ち寄って演奏する「ミュージックナイト」などのイベントをしています。
2つ目は「やってみたい」を叶えてもらえるようなスペース貸しです。今は、スペースとしてどのような使い方があるのかを運営側がワークショップなどを開いて発信しています。
また、レンタルボックスを設けているので、自分で作った作品をECではなく人に対して売りたい方向けに、小さなお店を開いてもらえたらと思っています。
coconovaは多種多様な生き方の方々が集まる場になっている。
ゆんたく(沖縄方言でおしゃべりという意味)が盛り上がることもしばしば
人と人がつながりながら偶発的に新しいことが生まれていく
▷ 増渕さん
「coconova」に少しずつ人が集まりはじめていて、つながりながら楽しいことができるフェーズになってきました。
オープン当初は旅人や移住者の方の訪問が多かったのですが、sōen(階下にあるcafe)がハブとなって、地域の人たちもコーヒーを飲むついでに立ち寄ってくれます。
今後は様々なバックグラウンドを持つ人達が集まって、多様性を尊重する場所になったらいいなと思っています。
青い看板が目印のカフェ「sōen」
▷ アイリンさん
「やってみたいをサポートする場所」を噛み砕いていうと「遊びから仕事まで見つかる場所」というのもキーワードにしています。「なにかやりたいけど、どうやったらいいのかわからない」という人たちが「coconova」で最初の一歩を踏み出してくれたらいいなと思います。「これできるんだ」「やっていいんだ」という気付きから成功体験を積み重ねて、自分の可能性を広げていってもらいたいですね。
「NAGOフリーマーケット」には親子で出店してくれたり、遊びに来てくれる人がいます。大人も子供もそれぞれが思う存分楽しめる空間となるよう、保育学生のボランティアを募ってキッズスペースを企画し、子どもたちをお預かりできるスペースを作りました。
そのスペースを通じて、大人たちがやりたいことを楽しんでいる背中を子どもたちに見せることで、「こういう大人になりたい」と思ってもらえたら嬉しいです。
助け合うことが前提で生きている。
▷ 近藤さん
名護のみなさんの仲間意識の強さが「coconova」にも浸透してきてるように感じます。たとえば、炭にハマったので「coconova」で「七輪」を使ってご飯を食べたいと言ってきてくれた方がいて、今となっては何人かが集まって勝手に「七輪ナイト」を開催してくれています。
お互いはじめてなことが多いので、「こうしよう」「ああしよう」と言い合い助け合いをしながら、場作りをしていますね。
以前、道中で車が止まってしまったときに、ぜんぜん知らない人がロープを貸してくれたり、牽引してくれたり手を貸してくれたことがとても印象的でした。名護の人は助け合うことが前提で生きているという気がします。
「coconova」でも外で作業をしていたら軽トラのおじさんが工具を貸してくれたり、逆に草刈りにお手伝いに行ったり、人と人との距離がとても近いですね。
みなさんにとって「coconova」とは
▷ 増渕さん
東京でバリバリ仕事をしていた人が自分の本当にやりたい創作のために移住していたり、散々旅をしていたけど最終的な定住の地として名護を選んだ人もいます。
アイリンのように元々沖縄に住んでいる方も、移住した方も二拠点居住の方も、様々なモデルケースを持つ人達が「coconova」に集合しているので、暮らし方を考えるヒントになる場所です。
▷ アイリンさん
家でもなく職場でもない、その人にとっての居心地の良いサード・プレイスになったらいいなと思います!
▷ 近藤さん
名護は、人と関わりたければ「coconova」があるし、1人になりたければ海も山もある。みんなとの時間を楽しんだり、センチメンタルにならずに1人の時間を過ごしたり、自分の心に素直になれる場所だと思います。
「coconova」をあなたにとってのアクセスポイントに。
沖縄にはADDressの家が13邸あります。(2022年1月現在)沖縄に滞在する際はぜひ「coconova」を訪れ、ゆるやかな人とのつながりを楽しんでください。
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