二拠点生活に憧れはある。でも、場所は?時期は?—— 考えることが多すぎて、最初の一歩が踏み出せない…そんな人は少なくないはずです。
千葉県在住のキャリアコンサルタント・中尾あずささんは、3人のお子さんを育てながら、二拠点生活に憧れてADDressを始めたひとり。いまも「二拠点か、移住か」は決めきれていないそう。そんな中で、お子さんとどのようにADDressを使われているのか、お話を伺いました。
「いつかは軽井沢」。でも、決めきれない
中尾さんの本業はキャリアコンサルタント。旅好きなことから旅行会社で2年半働いたのち、リクルートで17年働き、3人のお子さんを育てながら6年前に独立しました。そしていまはキャリア相談・企業研修の講師・コーチングの3本柱で働いています。

中尾さん「研修は4月・5月がピークで、多いときは週4〜5日、企業さんに伺います。でもそれ以外の時期は外に出る仕事が少なくて、コーチングやキャリア相談はオンライン。場所を選ばず働ける日が多いんです。」
二拠点生活を強く意識したのは1〜2年前。昔から「いつかは軽井沢に住むぞ」と決めていて、那須や山梨、最近は鎌倉も気になっているそう。
中尾さん「鎌倉なら家から電車1本で行けるので、二拠点にするなら現実的だなとか。でも、二拠点なのか移住なのかも含めて、まだ決めきれていないんです。」
決めきれない理由のひとつが、お子さんの学校のこと。一番上のお子さんは大学1年生になりましたが、下のお子さんはまだ中学3年生と、小学5年生。
中尾さん「子どもが学校に通う期間は、その場所に私もいた方がいい。そうなると、その場所と二拠点目を行ったり来たりするのか、いまはリサーチ期間にして子どもたちの手が離れてから拠点を持つのか、それとも移住なのか——」
考えていても分からない。だから、まず試す
行き先も、形も、時期も未定。そこで中尾さんが選んだのが、仕事でも大切にしている「まずは軽く試す」というやり方でした。
中尾さん「キャリアのご相談でもよくお伝えするんですけど、考えていても、動かないと分からないことの方が多いんです。だから、まずは調べてみましょう、まずは軽くお試ししてみましょうって。自分でもそれを大事にしていて。
子どもを連れて移住したとしたら、たとえば田舎の場所ってどうなの?というのを、まずADDressで子どもを連れてあちこち行ってみる。感じたこと、見えたことを次に生かそうと思ったんです。」
初期費用がかからずに、全国の「暮らし」を軽く試せるADDressは、「二拠点の答えを出す前のリサーチ」にちょうどよかったと言います。
ADDressを始められてからは、お子さんと一緒に1〜3泊で那須・宇都宮、小田原、氷見などへ行かれています。

ホテルでは味わえない「深さ」
とはいえ、1〜3泊の旅なら、ホテルや旅館でもいいのでは?そう聞くと、中尾さんはADDressを選んでいただいた理由として「費用面のやりやすさ」そして「旅の深さが全然違う」と答えてくれました。
中尾さん「私は旅行が好きなので今まで色々行っていましたが、最近やっと気づいたんです。観光地に行って、店員さんやホテルの人と喋って帰る旅行と、現地の人と一緒に何かをする旅行って、深さが全然違うなって。」
きっかけは、ご主人の職場のベトナム人スタッフの結婚式に家族で参列したこと。前半は観光、後半は現地の人たちと食卓を囲む旅になりました。

中尾さん「旅行では絶対できない経験をしたときに、感動の度合いが違ったんですよね。心の残り方が。その点で、ADDressではその地域の人と繋がれる場があったりするので、私が求めているものに近いなぁと思ったんです。」
その「深さ」を国内で味わえたのが、那須B邸でした。
中尾さん「家守さんが、東京と那須で二拠点されている方で、話題が豊富で。夜のお食事に息子も一緒に誘っていただいて、料理しながら話して、飲んで。『こういう旅の楽しみ方もあるんだな』って。」
ADDressの家には、家の管理や会員の暮らしのサポートをする「家守」がいます。那須B邸の家守・内藤崇さんは、ご自身も3年以上、東京・品川と那須で二拠点生活を実践する“先輩”。移住者支援にも取り組んでおり、移住や二拠点を考える人にとって心強い存在です。


観光ではない、生活をする旅
那須では連泊し、隣にはスーパーもあり、「ちょっとだけ生活した感じがあった」と振り返ります。
中尾さん「ホテルだと朝食も夕食も付いていて楽なんですけど、それって「観光」なんですよね。現地のスーパーに行って軽く料理を作ったり、朝、子どもが寝てる間に近所をぶらっと散歩したり。『チェックアウトしたらここ行かなきゃ』じゃなくて、何をするわけでもなくそこにいて、その時思いついたことをする。それがすごく良かった。」

子連れADDress旅の家の選び方
二拠点生活の答えを探す手段として、理にかなって見える「子連れADDress旅」。ただし、家選びにはいくつか気をつけているポイントがあると言います。
中尾さん「各家のレビューを確認して、他の方の子連れレビューを見つけたら『ここは息子を連れて行ってもいいかな』と判断しています。あとは、定員が多い家を選んだり。今度行きたいと思っている清里A邸は、家守さんにお子さんがいらっしゃるようなので、そういう家は『行きやすいな』と思います。」
子どもの「世界が広がる」旅
子連れでの利用で気になることを聞くと、真っ先に挙がったのは「音問題」でした。
中尾さん「ホテルより『家』なので、壁の音や扉の開け閉めは音を立てないように気にするようにしています。子どもに『静かにして』って言っちゃう自分もいて、窮屈な思いをさせてるかなと思うことも。」
それでも一緒に行くのは、こんな良さがあるからだと言います。
中尾さん「初めての場所に行く感覚とか、見たことのない銀色の古いお風呂に『なにこれ、レトロで面白いね』って言ったりとか。ホテルでは経験できない、子どもの世界が広がるきっかけになるんです。」
そして、キャリアのプロであり、母である中尾さんらしい言葉が続きました。
中尾さん「学校というコミュニティじゃない、地域のコミュニティを知ることって、子どもにとってすごく大切だと思っていて。学校に馴染めないから自分はダメだと思ってる子もいるけど、『世界はもっと広いし、合う場所があれば全然生きていける』を知るきっかけになる。旅も教育の1つだと思うんです。学校で習うことが全てじゃない。旅で身についた力って、社会ですごく生きてるなと思うので。」


二拠点か、移住か。行き先は軽井沢か、那須か、鎌倉か。中尾さんの「答え」はまだ出ていません。
中尾さん「まずやってみて、感じたことを次に生かす。いまはその途中です。」
決めてから動くのではなく、動きながら決める。中尾さんにとってADDressは、二拠点生活の「答え」を探すリサーチの場になっています。
中尾さん、素敵なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

中尾あずささん
国家資格キャリアコンサルタント。旅行会社で営業・海外添乗員を経験後、リクルートで17年間、法人営業や研修講師を務め、2019年に独立。キャリア相談・企業研修講師・コーチングの3つの軸で活動する。
https://azumanahana.com
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