仕事を辞めたら、自由になる。でも、その自由を何に使うのか。

「50代で早期退職して、これからは好きなことをして暮らしたい」

そんな話を聞くことが増えてきました。

長い会社員生活を終えて、ある程度の資産もできた。子どもも大きくなり、これまで背負ってきた責任も少しずつ軽くなってきた。もう毎朝決まった時間に起きて、会社に向かう必要もありません。

これまで仕事に使ってきた時間を、今度は自分のために使える。

これは、とても幸せなことです。

ただ、僕は最近、その先のことも考えるようになりました。

「自由になった時間を、誰と過ごすのだろう?」

ということ。

仕事をしている間は、意識しなくても人と会います。会社に行けば同僚がいて、取引先がいて、部下や上司がいます。仕事の話をしたり、お昼ご飯を一緒に食べたり、ときには仕事帰りに飲みに行ったりもします。

ところが、会社を辞めた瞬間、それまで当たり前だった人間関係が大きく変わります。

孤独は、決して一部の高齢者だけの問題ではありません。

内閣府の「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」では、男性の孤独感は50代、60代でも比較的高いことが分かっています。

また、マイナビの2025年の調査では、「私生活で孤独を感じる」と回答した人は、50代男性で31.8%、60代男性でも19.2%にのぼっています。

もちろん、一人の時間を楽しめることも、とても大切です。

僕自身も、一人で山に登ったり、知らない街を歩いたりする時間が好きです。

でも、人はやっぱり、一人だけでは生きていけません。

たわいもない話をする。
一緒にご飯を食べる。
知らない人から新しい価値観を教えてもらう。
「また今度、あそこで会いましょう」と約束する。

そんな小さなつながりが、思っている以上に人生を豊かにしてくれます。

だからこそ、早期退職や定年を「仕事から解放される日」と考えるだけではなく、「新しい人生を始める日」と考えてみてはいかがでしょうか。

そして、そのために僕がおすすめしたいのが、ADDressを使った多拠点生活です。

観光では出会えない、日本の「暮らし」に出会う

50代、60代になって、時間とお金に少し余裕ができたら、ぜひ日本中を訪れてみてほしいと思います。

北海道もいい。東北もいい。瀬戸内もいい。九州も沖縄もいい。

日本には、まだまだ素晴らしい場所がたくさんあります。

ただ、僕がADDressでぜひ体験してほしいと思っているのは、観光地を巡るだけの旅ではありません。

「その地域で暮らしてみる」ということです。

観光で訪れるだけなら、駅から観光地へ行き、名物を食べて、ホテルに泊まり、翌朝には次の場所へ向かいます。

でも、ADDressなら少し違います。

地域の家に泊まり、家守さんと話し、近所のスーパーに行き、地元の食材を買って、キッチンで料理をしてみる。

夕方になったら近所を散歩して、気になるお店に入ってみる。

そこで隣に座った人と、ふと会話が始まることもあります。

「この辺で美味しい魚はどこで買えるんですか?」

そんな何気ない会話から、その地域のことを少しずつ知っていきます。

観光パンフレットには載っていない、地元の人しか知らない景色やお店や食材に出会うこともあります。

それが、僕が思うADDressの面白さです。

そして、もう一つ大きな魅力があります。

「人」です。

ADDressの家には、本当にいろいろな人がやってきます。

20代の若者もいれば、30代、40代の会社員もいます。起業家もいれば、フリーランスの人もいます。そして、50代、60代の会員もいます。

それぞれ仕事も違えば、住んでいる場所も違います。これまで歩いてきた人生も違います。

普段の生活だったら、きっと出会うことのなかった人たちです。

でも、ADDressの家では、そんな人たちが同じテーブルを囲んでご飯を食べることがあります。

「どこから来たんですか?」

「何のお仕事をしているんですか?」

「どうしてこの町に来たんですか?」

そんな会話から、少しずつ関係が始まっていきます。

会社の肩書きも、役職も、年収も関係ありません。

ただ、一人の人間として話をする。

僕は、これこそが人生後半に必要な「新しい人間関係」なのではないかと思っています。

60代からではなく、50代から。人生後半の「居場所」を探しに行きましょう

定年後の人生について考えるとき、多くの人が「お金」と「健康」を考えると思います。

もちろん、どちらも大切です。

でも、もう一つ忘れてはいけないものがあります。

「人とのつながり」です。

定年後研究所の調査では、60代で生活をイキイキと過ごしている人ほど、定年前から「友達づくり」をしていたという結果も出ています。

これは、とても大切なことだと思います。

人間関係は、会社を辞めた日に突然つくれるものではないからです。

だからこそ、50代、60代のうちに、会社とは関係のない友人をつくってみてはいかがでしょうか。

これまでとは違う世代の人と話してみる。

違う仕事をしてきた人の話を聞いてみる。

自分が知らなかった地域に行ってみる。

そして、「ここ、なんだか好きだな」と思える場所を見つけてみる。

もしかしたら、そこで気の置けない仲間ができるかもしれません。

もしかしたら、「ここに住んでみたい」と思える地域が見つかるかもしれません。

あるいは、20歳も30歳も年下の人と意気投合して、これまでとはまったく違う世界が開けるかもしれません。

人生100年時代だとすれば、60歳からでもまだ40年あります。

40年という時間は、とても長いものです。

それなのに、会社を辞めたあと「特にやることがないから、家にいる」というのは、少しもったいないような気がします。

まだ体が元気な50代、60代だからこそ、動けます。

歩けるうちに歩く。

登れるうちに山に登る。

食べられるうちに、その土地の美味しいものを食べる。

そして、元気なうちに、たくさんの人に会う。

僕は、人生後半の豊かさは「いくらお金を持っているか」だけでは決まらないと思っています。

どれだけ自由な時間があるか。

どれだけ自分の好きな場所に行けるか。

そして、どれだけ「また会いたい」と思える人がいるか。

その組み合わせが、人生の幸福感をつくってくれるのではないでしょうか。

もし今、早期退職を考えている方がいたら、会社を辞めたあとの予定表を「旅行」で埋めるだけではなく、「出会い」で埋めてみてほしいと思います。

有名な観光地を全部制覇する必要はありません。

むしろ、観光地ではない町に行ってみてください。

そこで、少し暮らしてみてください。

地元のスーパーで買い物をして、地域の人と話して、家守さんと一杯飲んで、たまたま同じ家に滞在していた若者と人生について語ってみる。

そんな時間の中から、自分でも想像していなかった人生が始まることがあります。

ADDressは、単に安く泊まれるサービスではありません。

ホテルでも、別荘でも、単なる旅行でもありません。

これまで「仕事人間」だった人が、これまでとは違う自分に出会う場所でもあります。

家族中心だった人生から、一人の人間としてもう一度、自分の世界を広げていく場所でもあります。

そして、日本中にある家と、そこに集まる人たちとのつながりの中から、「人生後半の居場所」を探していくための仕組みでもあります。

50代、60代は、まだまだ人生の終盤ではありません。

むしろ、これまで培ってきた経験や知識を持ったまま、もう一度自由になれる、とても面白い年代なのだと思います。

だったら、その時間を家の中だけで過ごすのは、少しもったいない。

まだ元気なうちに、日本中を歩いてみましょう。

まだ知らない町に行ってみましょう。

まだ知らない人と話してみましょう。

そして、人生の後半を一緒に楽しめる仲間を見つけてみましょう。

それは、単なる観光や娯楽では、なかなか見つからないものです。

「どこへ行くか」だけではなく、「誰と出会い、どんな暮らしをするか」。

そこに、これからの人生をもっと豊かにするヒントがあるのではないでしょうか。

僕は、その機会をADDressで見つけてほしいと思っています。