平日は都心で働いて、週末はもう一つの家で過ごす。二拠点生活と聞いて思い浮かべるのは、こんな暮らしではないでしょうか。

ただ、実際に調べ始めると気になることが次々と出てきます。費用はいくらかかるのか。住民票はどうなるのか。そもそも自分の働き方で成立するのか。

この記事では、二拠点生活の基本から費用・課題まで、始める前に知っておきたいことをまとめました。

二拠点生活とは

二拠点生活とは、都会と地方など2つの地域に生活の拠点を持つ暮らし方のことです。二地域居住、二拠点居住、デュアルライフ。呼び方はいくつかありますが、指しているものはほぼ同じです。

以前は「別荘を持てる富裕層かリタイア後の世代のもの」というイメージがありましたが、リモートワークの普及により、いまは30代の会社員や子育て世帯にも広がっています。毎週末通うパターンもあれば、月の半分ずつ行き来したり、季節ごとに移るパターンもあります。

二拠点生活はどんな人に向いている?

最も多いのは、「都会の生活に少し疲れたけれど、仕事や人間関係を手放すつもりはない」という人。すべてを変えるのが移住だとすれば、二拠点生活は一部だけを変える選択肢です。

いつか地方移住したい人にとっては、移住先探しの手段にも。旅行で2泊しただけの町と、何度も通って季節ごとの顔を知っている町。「住む」と決めるときの確信の度合いがまるで違います。

ほかにも、田舎暮らしや自然が好きな人、地域の活動に関わってみたい人。動機は人それぞれですが、共通するのは「いまの生活を捨てずに、もう一つ欲しい」という点です。

二拠点生活の3つのスタイル

ひとくちに二拠点生活といっても、スタイルは大きく3つに分かれます。

週末や休暇を過ごす家を持つセカンドハウス型。リモートワークを活かして仕事ごと移動するワークスタイル型。移住の前段階として候補地に通う移住準備型

どのスタイルかで、拠点の選び方も費用も変わります。セカンドハウス型なら自宅からの距離がほぼすべてですが、ワークスタイル型ならWi-Fiと作業環境が最優先になる、という具合です。

二拠点生活のメリット

二拠点生活のメリットは数多くありますが、最も大きなメリットは「土地を深く知れること」です。

旅行で得られる情報と、拠点を構えて暮らして得られる情報は量が違います。行きつけの店ができて、近所の人と顔見知りになり、観光地図に載っていない場所を知る。深く知れると、満足度も高くなります。

なお、自治体によっては移住・二地域居住向けの支援制度がありますので、候補地が決まったら、調べてみることをおすすめします。

二拠点生活の課題(デメリット)と対処法

二拠点生活の課題は少なくありません。

二拠点生活の課題1:移動費・生活費が二重にかかる

2つの拠点を維持すると、家賃・光熱費・移動費の負担が大きくなりがちです。対処法としては、①拠点間の距離を近くする(移動費を抑える)、②住まいはサブスク型サービスを使って固定費を変動費化する、③行政の支援制度を活用する、などがあります。

二拠点生活の課題2:住民票・公的サービスの扱い

住民票は「生活の本拠」がある1か所にしか置けないため、もう一方の拠点では行政サービスの一部が受けにくいことがあります。詳しくは別記事で解説しています。

アドレスホッパーやホテル暮らしの住民票はどこに置く?住所がない人の対処法も紹介アドレスホッパーやホテル暮らしという新しい暮らし方に興味はありつつも、「住民票ってどうなるの?」「住所がない状態でも大丈夫?」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。 結論から言うと、定住する家がなくても住民票はどこかに置く必要があ…address.love

二拠点生活の課題3:不在時の防犯・管理

家を空ける期間が長いほど、防犯や家の管理(換気・郵便物など)の不安が増します。しかし、管理を任せられるサービスや、そもそも「家を持たない」形(後述のサブスク型)を選ぶことで軽減できます。

二拠点生活の課題4:移動の疲れ

行き来が義務になると「疲れる」という声もあります。無理のない頻度設計(毎週→隔週に落とす等)と、移動しやすい拠点選びが長続きのコツです。

二拠点生活の始め方・チェックポイント

拠点間の距離と通う頻度を決める

毎週通うなら片道2時間圏内、月1〜2回なら遠方でも。頻度と距離はセットで考えるのが良いです。

予算を決める

初期費用・月々の固定費・移動費を洗い出します。従来型(賃貸・購入)では「100万円〜300万円程度の初期費用がかかった」という調査もあります。

いきなり決めず、まず試す

二拠点生活は「やってみないと分からない」ことの連続です。最初から家を借りる・買うのではなく、住まいのサブスクなどで小さく試し、地域との相性を確かめてから本格的に始めるのが失敗しないコツです。

実践者に聞いた、リアルな二拠点生活

実際にADDressを使って二拠点生活・多拠点生活を実践している方の体験談です。始め方も、暮らしの形も人それぞれ。リアルな声が参考になるはずです。

「二拠点か、移住か。決める前に”試す”。」——3児の母が「子連れ旅」にADDressを選ぶ理由二拠点生活に憧れはある。でも、場所は?時期は?—— 考えることが多すぎて、最初の一歩が踏み出せない…そんな人は少なくないはずです。 千葉県在住のキャリアコンサルタント・中尾あずささんは、3人のお子さんを育てながら、二拠点生活に憧れてADDr…address.love 東京を出て山形へ。それでも奈良に「通う」——移住×二拠点という選択「二拠点生活」というと、都市に住みながら地方にもうひとつの拠点を持つ形を思い浮かべる方が多いかもしれません。時久史嵩さんの場合は、その逆。今年の春に東京から山形県に移住し、そのうえでパートナーと一緒に奈良県へ「通う」暮らしを続けています。 …address.love 日帰りの距離をあえて泊まる——仕事の移動を「楽しみ」に変える二拠点生活「二拠点生活」と聞くと、憧れの土地に自分の意思で飛び込んでいく姿を思い浮かべるかもしれません。でも、そのかたちは人それぞれ。natsuさんの二拠点生活は、「仕事の都合」から始まりました。 東京と栃木。勤務先の都合で毎週行き来することになった…address.love ADDressで日本一周した私が、山形と静岡の二拠点にたどり着くまで「二拠点生活」と一口に言っても、そのかたちは人それぞれ。ADDress会員 伊神花織さんの場合は、そのスケールが少し違います。バイクで約1年かけて日本一周。その後も旅の暮らしを続けて3年目。そしてこの11月からは、山形と静岡を行き来する新し…address.love

二拠点生活を気軽に始めるなら、住まいのサブスクADDress

二拠点生活の最大のハードルは「二つ目の住まい」のコストと手間です。ADDressなら、敷金・礼金・家具家電の購入は不要。月額制で全国の家に住めるので、気になる地域で「暮らし」を試しながら、自分に合った二拠点生活の形を見つけられます。

ADDressでの二拠点生活について、以下ページで詳しくご紹介しています。二拠点・多拠点を知り尽くしたADDressスタッフのおすすめの家や、会員さんのインタビュー記事など、ぜひご覧ください。

二拠点生活を、定額サブスクで | ADDress二拠点生活(2拠点生活)を、今の都市の暮らしを手放さずに。ADDressはサブスクで全国の家に住める多拠点生活サービス。定額でもう一つの“帰る場所”を持てます。address.love