デュアルライフ(二拠点生活)とは?仕事や家はどうしてる?

「田舎暮らしに憧れていて、週末移住から試してみたい」「会社は首都圏だが、在宅勤務は海の近くでリフレッシュしながら働きたい」そんな方におすすめしたいのが、デュアルライフ(二拠点生活)という暮らし方です。

近年デュアルライフは新たなライフスタイルの一つとして注目を集め、リタイヤ層や富裕層に限らず20代や30代の働き盛りの世代でも始める人が増えています。

そこで今回は、デュアルライフとは何か、デュアルライフの魅力や始め方について紹介していきます。

デュアルライフとは

都会と田舎など、異なる2つの地域に生活拠点を持ち、行き来する暮らし方のことをデュアルライフといいます。

「平日は都会で仕事をして週末は田舎暮らしを楽しむ」「リモートワークを活用して異なる地域での生活を楽しむ」など、デュアルライフの楽しみ方は人それぞれですが、インターネット環境の発達や働き方改革の推進により、以前よりも幅広い世代に注目されるようになってきました。

デュアルライフの魅力

デュアルライフの魅力

続いては、人気を高めているデュアルライフの魅力に迫っていきましょう。デュアルライフには、以下のような魅力があります。

自然のなかで暮らせる

都会で生まれ育った人のなかには、自然の中での生活に憧れを抱いている人も多くいます。上京して都心で働く人ような人のなかでも、育った地方へ戻るUターンや、別の地方へ移住するJターンなどを検討する人も珍しくありません。

仕事をしているために自然豊かな地域への本格的な移住は難しくても、デュアルライフなら週末や長期休暇中に自然のなかでの暮らしを体験することができます。

家族の時間が充実する

小さな子供を持つお父さんやお母さんのなかには、子供と一緒に過ごす時間を充実させるためにデュアルライフを始める人もいます。

デュアルライフは拠点間の移動に時間がかかることもありますが、その間も家族で一緒に過ごせるかけがえのない時間となるでしょう。

また、自然のなかでリフレッシュする時間を作ったり、都会では体験できない遊びを一緒に楽しんだりすることで、親子の絆を深める機会も増えます。

趣味を思いっきり楽しめる

趣味を思いっきり楽しむことができるのもデュアルライフの魅力です。

農業や家庭菜園など田舎ならではの趣味を楽しみたい、都会暮らしではなかなか楽しめないDIYやアウトドアなどの趣味を思いっきり満喫したいなどの理由でデュアルライフを始める人も増えています。

また、キャンプやサーフィンなど自然と触れ合う趣味の場合は、田舎に生活拠点を設けることでより深く楽しめるようになるでしょう。

新たなことに挑戦できる

デュアルライフの拠点を田舎に持つことで、都会ではできない新たな挑戦もできます。

人口や若者が少ない田舎では、デュアルライフやお試し移住者を積極的に受け入れる自治体も少なくありません。

都会からの人手は歓迎されるため、農業や林業の手伝いをはじめ地域おこしの一端を担うなど、地域貢献につながる取り組みを始めることができるでしょう。

また、普段の生活拠点と違う地域でさまざまな挑戦をすることで、新たな人脈を形成できるというメリットもあります。

万が一の災害の備えにも

デュアルライフは、災害時の備えとしてもメリットがあります。万が一、災害によって都会での生活拠点を失ってしまった場合にも、もう一方を避難場所として利用できます。

災害に備えるためだけにデュアルライフを始める人は少ないですが、万が一のときに頼れる場所があるという安心感は大きなメリットとなるでしょう。

デュアルライフの始め方、仕事や家はどうする?

デュアルライフの始め方、仕事や家はどうする?

デュアルライフに興味があっても、仕事や家をどうすれば良いのか分からないという人もいるでしょう。そこで続いては、デュアルライフの具体的な始め方について紹介します。

デュアルライフに向いている仕事

デュアルライフは移住とは異なり、都会での仕事を続けながら移住体験ができる新しい暮らし方です。デュアルライフを楽しむ人々の仕事はさまざまで、たとえば

  • フリーランス
  • リモートワークが可能な会社員
  • 連休や長期休暇を取得しやすい職業

などが挙げられます。フリーランスのなかでも特に、PCとインターネット環境があれば場所を選ばない職種は、デュアルライフに取り組みやすいようです。たとえば、エンジニア、デザイナー、ライターなどが挙げられます。

また、会社員の場合でも、週に何度かリモートワークの日があると、休日とまとめて2拠点目での暮らしを楽しめるでしょう。

もちろん、必ずしもリモートワークでないといけないわけではありません。

場所を選ばない仕事の方がデュアルライフを始めやすいかもしれませんが、毎日通勤が必要な会社員の方であっても、休日や長期休暇を利用してデュアルライフをスタートさせています。

まずは、都会での仕事を続けながらデュアルライフを始めてみてはいかがでしょうか。本格的な移住を考え出したタイミングで移住先の仕事を探したり、リモートワークが可能な会社に転職したりしても、遅いということはないでしょう。

デュアルライフにおすすめの場所

デュアルライフを始める場合、2拠点目の場所をどこにするのかも大切です。場所選びのポイントは3つあります。

1つ目は、自分のやりたいことが実現できる環境かどうかです。たとえば、畑を始めたい場合は貸し農園や広めの土地を確保できる地域が、マリンアクティビティを満喫したいなら海沿いの地域がよいでしょう。

2つ目は、予算です。デュアルライフでは別拠点への交通費と滞在費が主な出費になります。それぞれ距離や土地によって幅が出やすい費用のため、あらかじめ確認しておきましょう。

3つ目は、移動時間です。たとえば、毎週末に3時間以上かけて移動となると、疲れが出たり、別拠点の滞在時間が忙しないものになったりしてしまうことも考えられます。通いやすい拠点を選ぶのがポイントです。

デュアルライフにおすすめの物件

デュアルライフの物件には、以下の3つのパターンが考えられます。

  • 賃貸、短期賃貸物件
  • 空き家の購入
  • 住まいのサブスク

生活拠点として空き家を購入する方も少なくありません。とはいえ、いきなり空き家を購入するのはリスクもあることを忘れてはいけません。

生活拠点として選んだ地域が肌に合うかどうかも分かりませんし、デュアルライフを始めてみると、他の地域にも移住したくなるかもしれません。

いきなり空き家を購入するのではなく、賃貸物件や短期賃貸物件を活用して試験的にデュアルライフを始めてみることをおすすめします。

しばらく賃貸で暮らしてから空き家の購入を検討してみてもよいかもしれません。庭が付いている空き家であれば自由に家庭菜園を楽しめますし、土地と家を購入しておけば老後の移住先についても悩まずに済みます。

また、家を借りるときや購入するときに、自治体の支援を受けられる場合もあります。候補地の制度をチェックしておくとよいでしょう。

新たな生活拠点となる物件を慎重に選びたい方も多いでしょう。「デュアルライフをしたい拠点がいくつかある」「さまざまな土地でお試しデュアルライフをしたい」という場合は、この後紹介するような定額サービス(住まいのサブスク)の利用もおすすめです。

デュアルライフは日本全国の異日常を体験できるADDressがおすすめ

2つの地域に生活拠点を設けるデュアルライフは、新たなライフスタイルの一つとして、リタイヤ層や富裕層に限らず幅広い年齢層から注目を集めています。

都会での仕事を続けながら週末だけ移住をしたり、リモートワークを活用して長期間移住体験をしたり、デュアルライフの始め方は人それぞれでしょう。

これからデュアルライフを始めるなら、日本全国の異日常を体験できるADDressの活用をご検討ください。ADDressでは、運営する日本各地の家に定額でお住まいいただけるサービスを提供しております。

月額費用4,800円(税込)(※2ヶ月目以降 9,800円)からで、敷金や礼金などの初期費用は不要です。また、月額費用には水道代、電気代、ガス代がすべて含まれており、Wi-Fi環境も整っていますので、追加でご負担いただくことはありません。

ADDressが運営する家は日本各地にあり、実際に生活拠点を構えてみたいと思う場所を自由に選んでいただくことができます。各地の家には、地域住民の方が管理者として担当に付いており、地域との交流の機会やユニークなローカル体験も提供させていただきます。

現在運営している家の詳細については、会員サイトで紹介しております。会員登録は無料となっておりますので、週末田舎暮らしをスタートさせたいという方は、ぜひお気軽にご登録下さい。

この記事を書いた人

チセサカイ

富士山のふもと育ちのライター、エッセイスト。2021年に賃貸を解約してADDressで旅暮らしを始める。さまざまな地域の暮らしを体験しながら、自分に合ったライフスタイルを模索中。時間があればだいたい海辺にいる。好きな移動手段はフェリー。