温泉付き別荘にかかる費用とは?全国の貸別荘に滞在できるお得な定額サービスも紹介

「温泉付きの別荘が欲しい」と憧れる人は多いです。温泉付きの別荘は購入費や維持費が高額なイメージがありますが、実際にはどのような費用がかかるのでしょうか。

今回は、温泉付きの別荘を持つ方法やかかる費用の詳細、初期費用0円で温泉付き貸別荘を利用できる多拠点生活サービスについて紹介します。

温泉付きの別荘にかかる費用と持つ方法

温泉付きの別荘を持つ方法はいくつかありますが、まずはどの方法でも共通してかかる費用をみていきましょう。

温泉付き別荘を取得するにあたって、どの方法にも共通する費用は以下のとおりです。

  • 温泉権の購入(新規、名義変更、使用、更新など)
  • 固定資産税
  • 各種保険(一括支払いの場合は数十万円かかることも)
  • 修繕費(配管の手入れ、湯の花除去など)
  • 水道光熱費

次に温泉付きの別荘を保つ方法と、上記にプラスしてかかる費用をみていきましょう。温泉付きの別荘を持つ主な方法としては、以下の3種類があります。

温泉付き別荘を新築

1つ目は、温泉付きの別荘を新築で建てる方法です。温泉付き別荘を新築するメリットは、自分の希望に合わせて自由に別荘を建てられる点にあります。

しかし、前述の費用に加え、土地の購入費や建物の建設費、温泉を引くための工事費などがかかるので、初期費用はかなり高額になるでしょう。

温泉付き別荘を建てた後にも、毎月・毎年の維持費の他、10年ごとに温泉権更新料がかかります。

温泉付きの中古一戸建てを購入

2つ目は中古一戸建ての温泉付きの別荘を購入する方法で、新築するよりも購入費用を安く抑えられます。

ただし、中古物件の状態によっては多額の修繕費がかかることもあるため、注意しておきましょう。たとえば築30年の物件であれば、修繕費用は平均500万円程度とかかるといわれています。

温泉付きのリゾートマンション

熱海など人気の温泉地では、温泉付きのリゾートマンションも建設されています。

中古のリゾートマンションもありますが、人気温泉地の温泉付きリゾートマンションとなると、新築でなくともそれなりの価格で販売されています。高額の費用がかかるという点では、新築の温泉付きリゾートマンション購入とあまり大差はないでしょう。

また、リゾートマンションの場合は温泉使用料が月額で発生します。

温泉付き貸別荘を利用しよう!全国のおすすめ別荘10選

初期費用が高額なだけでなく、維持費を払い続ける必要があるのが温泉付き別荘を持つことへの大きなハードルだといえます。

そんな方にぜひおすすめしたいのが、ADDressの家です。

ADDressでは、日本全国にある家に月額9,800万円(税込)~で滞在できるサービスを提供しています。全国の温泉地に温泉付きの家も多数あり、貸別荘のように利用できます。

ADDressの定額住み放題サービスは、敷金や礼金、補償金などの初期費用は一切かかりません。

月額費用に水道光熱費やインターネット使用料も含まれており、温泉権の使用料や入浴料も不要です。

さらに、事前に登録した場合、会員と関係性のある人(親族・友人などの関係性は不問)は無料で同伴滞在できます。(一部有料の家もあり)

利用回数の制限はないため、ひと月に複数の貸別荘に滞在可能です。季節に合わせて場所を変えながら、全国の別荘生活を楽しむのもよいでしょう。

ADDressの運営する家は全国に250ヶ所以上(2023年2月現在)あり、個室に滞在できる家や温泉付きの家も充実しています。

そこで続いては、別荘として利用できる温泉付きのADDressの家をいくつか紹介します。

岩手県 花巻A邸

花巻A邸
ADDressの「花巻A邸」は、岩手県の花巻市にあるホテル「フォルクローロ花巻東和」との提携物件です。

平成8年に湧き出た温泉「東和温泉」に隣接するホテルのため、滞在中は気軽に温泉を楽しめます。のどかな田園風景に囲まれた自然豊かな環境は、別荘としての利用に最適です。

また、花巻A邸はホテルの快適な個室を利用できます。ホテル内には、岩手県のお土産や小岩井農場から届くチーズやアイスクリームなど地元の名産品が揃った売店、カフェバー、ブックラウンジなど共有施設も充実しています。

さらに花巻市は児童文学作家の宮沢賢治の生誕の地としても有名です。宮沢賢治記念館や宮沢賢治童話村など、ゆかりの観光スポットが数多く点在しているため、東北観光を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

山形県 金山A邸

金山A邸
ADDressの「金山A邸」は、山形県金山町の雄大な大自然の中にたたずむドイツ風のホテル「シェーネスハイム金山」との提携物件です。

金山町は江戸時代から続く林業が有名で、周辺の地域には採れた木材を使った「金山型住宅」が多く残り、宿場町「金山宿」として栄えた当時の雰囲気を楽しむことができます。

そんな金山町の中心地から少し離れた山間部にあるのが「神室温泉」です。金山A邸に隣接する「ホットハウスカムロ」では、金山杉をふんだんに利用した浴槽で天然温泉を楽しめます。

金山A邸は目の前が「神室スキー場」なので、冬場はホテルの1階テラスからスキーを履いて向かえるのも魅力です。スキーを楽しんだあと、温泉でほっと一息つくのも良いですね。

冬のスキーだけでなく、夏にはキャンプやグランドゴルフ、夏ぞり、川遊びなどのアクティビティも楽しめます。

また、車で3分ほどの場所にある森林交流館「遊学の森木もれび館」では、木工クラフト体験や昆虫採取、トレッキングや雪遊びといった金山の自然を満喫できるため、お子様連れにもおすすめです。

山形県 蔵王温泉A邸

蔵王温泉A邸
蔵王温泉は山形県にある温泉地で、約1900年前に開湯したといわれています。強酸性の硫黄泉は血管の若返りや表皮の殺菌、美肌効果などが期待できる「美人づくりの湯」としても有名です。蔵王温泉には温泉街があり、共同温泉や足湯などの湯巡りを楽しむこともできます。

ADDressの温泉付き貸別荘「蔵王温泉A邸」は温泉情緒のある高湯通りに面しています。蔵王温泉A邸の温泉は24時間入浴可能で、滞在中いつでも楽しめます。

蔵王温泉バスターミナルから徒歩5分、3つの共同浴場はいずれも徒歩で2分程度と、便利な立地です。蔵王中央ロープウェイ「温泉駅」も徒歩圏内で、春から夏の高山植物とハイキング、秋の紅葉狩り、冬のスキーと、蔵王温泉の景色やアクティビティを一年中楽しめます。

山形県 高畠A邸

高畠A邸
山形県高畠町の「まほろば温泉」は、JR高畑駅舎内にある温泉施設「太陽館」で楽しめる温泉です。駅舎内に温泉があるのは全国的にも珍しく、移動の疲れをすぐに癒せるのが魅力といえます。

高畑町は童話の里ともいわれていて、太陽館の外観もどことなくメルヘンな雰囲気。とんがった屋根がトレードマークで、夜にはライトアップも行われます。

ADDressの「高畠A邸」は太陽館や高畑駅と隣接する「ホテルフォルクローロ高畠」との提携物件で、滞在中は何度でも温泉を楽しめます。高畠駅は東北新幹線の停車駅でもあるため、都心からのアクセスも抜群です。

高畠A邸周辺では、旧山形交通高畠線(鉄道)を利用したサイクリングロードのほか、また、「高畠ワイナリー」、日本3大文殊の「亀岡文殊」、「阿久津八幡神社(三重塔)」などがあります。

群馬県 みなかみA邸

みなかみA邸
ADDressの温泉付き貸別荘「みなかみA邸」では奥平温泉のお湯を運んできた大浴場を利用できます。奥平温泉は、猿ヶ京温泉を中心とした旧三国街道沿いに点在する温泉地「三国温泉郷」や「みなかみ温泉郷」のひとつとして数えられ、山に囲まれた自然豊かな温泉です。

ヒノキが香るゆったりした温泉をゆっくり楽しめるだけなく、さまざまな工芸を体験できる道の駅「たくみの里」まで徒歩5分で行ける絶好のロケーション。周辺の温泉地を巡るのもよいでしょう。

静岡県 南伊豆A邸

南伊豆A邸静岡県の伊豆半島南端部にある南伊豆町には1560年から続く古湯「下賀茂温泉」があります。源泉の温度が110度と高温のため、町のあちこちに湯けむりが立ち上る、いかにも温泉地らしい景色と出会えます。

ADDressの温泉付き貸別荘「南伊豆A邸」は、静岡県南伊豆町の下賀茂温泉にある温泉付きの一軒家です。最大4名で滞在できる個室があり、家族で貸別荘生活を楽しめます。

家の近くを清流・青野川が流れ、山々の美しい景色に囲まれたのんびりした雰囲気ながらも、周辺にはレストランやカフェ、熱帯植物園もあり、さまざまな過ごし方ができます。駐車場もあるので、自家用車での移動も可能です。

春には菜の花や早咲の桜、夏にはひまわりが咲く名所もあり、四季折々の風景を楽しめます。伊豆の美しい海へも足を運べます。サーフィンやダイビング、遊歩道の散策など、自然のアクティビティも楽しめるのが魅力です。

大分県 別府A邸

別府A邸
九州には人気の温泉地がたくさんありますが、なかでも日本一の源泉数と湧出量を誇る大分県は「おんせん県おおいた」として親しまれています。特に別府市は有名で、泉質の異なる10種類の源泉が毎分10万リットル以上も湧き出しているそうです。

そんな別府市にあるADDressの「別府A邸」は、別府八湯の1つ、鉄輪温泉から徒歩圏内に位置しています。鉄輪温泉は古くから湯治場として栄え、現在も共同浴場が街のあちこちにあります。別府の中心地から坂を登ったところにある鉄輪温泉は、湯けむりに包まれた街並みと別府湾を一望できる眺望の良さも魅力です。

別府A邸にも源泉かけ流しのお風呂があり、24時間いつでも好きなときに入浴可能です。最大4名で滞在できる個室があるため、家族で訪れる温泉付きの別荘としてもおすすめです。

また、別府は温泉街のレトロな街並みや、観光の定番「地獄めぐり」を楽しめる観光地としても人気の場所です。

大分県 由布院A邸

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雄大な由布岳のふもとに広がる由布院は、900もの豊富な源泉を誇る温泉郷です。湯布院に向かう交通手段には観光列車や辻馬車などもあり、温泉地に向かう前からリゾート気分を味わえます。自然に囲まれたのんびりした雰囲気ながらも、駅から温泉街まで続く「湯の坪街道」にはカフェやお土産屋さんが軒を連ね、観光も楽しめます。

ADDressの家「由布院A邸」は賑わう温泉街から少しだけ離れた場所にあり、静かな環境と観光を両立できる環境です。

温泉保養集落『束ノ間』の大露天風呂に隣接し、滞在中は無料で利用できます。現代湯治宿舎としてワークスペース、共有キッチン、洗濯機の利用が可能で、別荘としての利用にも便利でしょう。

温泉蒸気が出ている時は共有の蒸し窯が利用でき、大地のエネルギーで蒸し料理が簡単に作れます。部屋にはプライベートテラスがあり、”温泉のある時間”で身体と心を見つめなおすサードプレイスとして、ゆったりと過ごすのがおすすめです。

鹿児島県 日置A邸

日置A邸
湯之元温泉郷は、海亀の産卵で有名な鹿児島県日置市吹上浜の北側に位置する温泉地です。約300年前からある古湯で、戦国時代の島津家家臣「上井覚兼」の日記にも記されている由緒ある温泉が名物。神経痛、リュウマチ、胃腸疾患に効果があるとされ、美肌の湯、子宝の湯とも言われています。

ADDressの家「日置A邸」は、日帰り温泉では薩摩藩直営の「元湯」と一般大衆の温泉「打込湯」の二つの温泉を楽しめる温泉施設「元湯・打込湯」に隣接していて、滞在日数に応じた入浴券をもらえます。

日置A邸はリフォームが施され、1階の土間と奥の広間は共有スペースとして利用でき、温泉利用者の憩いの場として交流を楽しむことができます。

鹿児島県 霧島A邸

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鹿児島県霧島市にある霧島温泉郷は、霧島山のふもとにある温泉地で、西郷隆盛も愛した場所とされています。標高600~850メートルの場所にある高地の温泉郷で、9つの源泉が湧き出ています。

ADDressの「霧島A邸」は温泉郷の中心地から少し離れた大和リゾートの別荘地に位置しています。お風呂は岩風呂で、バルブを捻れば温泉が出る贅沢を味わえます。

霧島山・高千穂峰は天上界から神が地上に降り立ち、日本建国が始まった神話「天孫降臨」伝説発祥の地とされ、霧島神宮はパワースポットとしても有名です。また、霧島温泉郷中心部まで足を伸ばすと、湯けむりが立ちのぼる光景を見ることができます。

温泉付き別荘としてもADDressの家を利用しよう

温泉付きの別荘を持つには、別荘の購入費用はもちろん、温泉権の購入・更新費用(または使用料)、水道光熱費、修繕費など、さまざまな費用が必要です。また、生活環境を整えるために家具や家電を購入する必要があり、温泉を清潔に保つためには定期的な清掃も必要になります。

ADDressの多拠点生活サービスなら、このような費用や手間を省いて手軽に温泉付き別荘を利用することができます。初期費用も水道光熱費も一切かからず、必要なのは月額費用のみ。管理もADDressが行っているので、掃除の手間もかかりません。

今回紹介した家のように、観光地にある温泉付きの家やホテルと提携して運営する家も増えているため、全国を移動しながら別荘気分も味わってみてはいかがでしょうか。

ADDressの家の詳細情報は、会員サイトにて写真付きで公開しております。メール会員への登録は無料なので、ぜひお気軽にご登録ください。

この記事を書いた人

チセサカイ

富士山のふもと育ちのライター、エッセイスト。2021年に賃貸を解約してADDressで旅暮らしを始める。さまざまな地域の暮らしを体験しながら、自分に合ったライフスタイルを模索中。時間があればだいたい海辺にいる。好きな移動手段はフェリー。