今話題の「二地域居住(二拠点生活)」ってどんな暮らし?注目される理由や課題

二地域居住とは、普段は都会に暮らす人が一定期間だけ地方で過ごすことを意味する言葉で、週末だけ田舎暮らしを楽しむ人や一年のうち半分は地方で暮らす人など、そのあり方はさまざまです。

これまではリタイア世代に多かった二地域居住ですが、現在は幅広い年代の方が二地域居住を始めていることで話題になっています。

今回は、二地域居住が注目される理由や実際の暮らしぶり、二地域居住を始める上で知っておきたい課題について紹介していきます。

 

二地域居住とは

二地域居住とは、都会と地方など2つの地域に住居を構えて生活することです。

リタイア世代や富裕層に限らず、都会で働く若い世代が週末には地方で田舎暮らしを楽しんでいます。二地域居住のあり方は多様化し、二地域居住は交通網やインターネット環境の発達により生まれた新しい生活スタイルとして、今大きな注目を集めています。

 

二地域居住が注目される理由

二地域居住が注目される理由

続いては、二地域居住が注目される理由についていくつか紹介していきます。

地域の人々とのつながりが生まれる

二地域居住を行うことで、普段の生活では出会うことのない新たな地域の人々とのつながりが生まれます。「都会での人間関係に疲れた」「第二のふるさとがほしい」という理由から二地域居住を始める方も増えています。地域の人々とのつながりが生まれることで、その地域への愛着も湧いてくるようです。

なかには都会で培ったスキルを活かして、地方での地域貢献をしている二地域居住者もいます。

田舎暮らしを楽しめる

「田舎暮らしをしてみたいけど、引っ越すのはハードルが高い」と考えている方も多いでしょう。確かに、仕事を辞めたり転職先を見つけたりして地方に移住するというのは、現実的に考えると難しいことかもしれません。

しかし二地域居住であれば、仕事を続けながら田舎暮らしを楽しむことができます。将来的な移住を考え、「都会と田舎、どっちが住みやすいか試してみたい」という方も、気軽に田舎暮らしを体験できるでしょう。また、田舎で子育てをしたいという子育て世代の方も、二地域居住なら子どもにたっぷりと田舎暮らしを体験してもらえます。

将来の移住先が選びやすい

将来的に地方への移住を考えている方の中には、移住先をどこにするか決めかねているという方もいるでしょう。

二地域居住なら、気軽に地方での暮らしを体験できるので、移住先を選ぶ手段としても活用できます。一つの地域に居住してみて「何か違うな」と感じたら、他の地方に居住することもできるのです。

将来的な移住先選びも視野に入れながら、二地域居住を始める若い世代も増えています。

新たな価値観が生まれる

二地域居住を始めることで、自分の中に新たな価値観が生まれることを感じる方もいます。さまざまな人々との出会いや自然豊かな環境が、新たな人生観や価値観をもたらしてくれるでしょう。

 

二地域居住は実際どんな暮らし?

二地域居住は実際どんな暮らし?

続いては、二地域居住は具体的にどのような暮らし方があるのか、実際に二地域居住を始めている方の暮らしぶりをみていきましょう。

セカンドハウスとして

都会にメインとなる家を持ったまま二地域居住を行う「セカンドハウススタイル」は、二地域居住を最も気軽に始められる方法として人気があります。

セカンドハウスといっても、いわゆるリゾート地の別荘ではなく、より手頃な田舎に賃貸住居を借りたり空き家を購入したりする方が多いようです。

働き方に合わせて

二地域居住を行う場合、働き方が変われば2つの地域それぞれで過ごす時間も変わってきます。

都会での仕事を辞めて地方で仕事を始める方もいれば、都会での仕事を休職したり長期休暇を利用したりして、地方で短期の仕事を行う方もいます。

またリモートワークの普及により、PCとインターネット環境があれば、どんな場所でも仕事ができるという方も増えてきました。

二地域居住を行う人の働き方はさまざまですが、どちらの地域で長く過ごしたいかを軸に働き方を考える方が多いようです。

移住目的で

将来的に移住を考えている人が、お試しとして二地域居住を行う場合もあります。

移住を希望する事情は人それぞれですが、二地域居住を始めることで、移住先となる地域の雰囲気を実際の生活から感じることができ、人間関係も築けるといったメリットがあるようです。

賃貸住宅で二地域居住をしながら将来的に住む家を探したり、地域の人々との人間関係を築きながら仕事を探したりできるため、移住に向けた準備も進めやすくなります。

 

二地域居住を始めるにあたっての課題と対処法

二地域居住を始めるにあたっての課題

続いては、二地域居住を始めるうえで知っておきたい課題についてご紹介します。

移動費や二地域それぞれでの生活費がかかる

二地域居住を始めるにあたって、必要になるのがお金です。

賃貸住宅を借りる場合には、敷金や礼金などの初期費用に加え、毎月の家賃や水道光熱費もかかります。

週末のみ地方で過ごす二地域居住であっても家賃は1か月分必要ですし、水道光熱費は基本料金があるため、週末のみの利用でもそれなりにかかります。生活環境を整えるためには家具・家電の購入費用も必要です。

さらに、2つの地域を移動するための交通費、ガソリン代なども考慮しておかなければいけません。

生活費や初期費用をおさえたい場合は、水道光熱費が共益費に含まれており比較的安価に済ませやすいシェアハウスや家具・家電付きの賃貸物件を検討してみるとよいでしょう。移住目的の場合は、「移住体験住宅」のある自治体もあるため、そちらを利用するのも一つの方法です。

住民票がない地域では公的なサービスが受けられない

住民票を2つの地域に同時に置くことはできません。そのため、「どちらの地域に住民票を置くのか」を決める必要があります。

住民票がない地域では、図書館などの公的な施設の利用ができない、ワクチン接種などの医療・福祉サービスが受けられないなどの問題が生じる可能性があります。

また、運転免許証の更新案内など公的手続きの書類は住民票のある住所に郵送されるため、あまり滞在しない方の地域に住民票を置いていると見落としてしまうことも。

このため、住民票はより滞在期間の長い地域に置くとよいでしょう。

防犯面に不安がある

二地域居住を始める場合、都会にある自宅を毎週末留守にすることに抵抗を感じる方や、週末しか利用しない地方の住居の防犯面に不安を感じる方もいるようです。

防犯面が心配な場合は、貴重品は家に置かない、防犯カメラやホームセキュリティを利用するなどの防犯対策をしっかりと行うようにしましょう。

 

二地域居住は異日常を体験できるADDressで始めよう!

二地域居住をスタートさせるなら、日本全国の異日常を体験する「住まいのサブスク」のADDressの活用がおすすめです。

ADDressでは、ADDressが運営する日本各地の家に定額で住むことができます。

月額費用4,800円(税込)(※2ヶ月目以降 9,800円)からで、敷金や礼金などの初期費用は必要ありません。月額費用には水道代、電気代、ガス代がすべて含まれており、各地の家にはWi-Fi環境や家具家電、アメニティも完備しているため、旅行と同じような最低限の荷物で二地域居住をスタートできます。

また、会員と関係性のある人(親族・友人などの関係性は不問)は、会員と同伴であれば無料で滞在が可能です。大切な人と田舎暮らしを満喫できます。

ADDressの運営する家は日本各地にあるため、将来的な移住を考えどの地域に住もうか迷っているという方が、お試し移住を始めるのにも最適なサービスです。


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