沖縄県名護市で心も体も健康になれるADDress体験【SAGOJOライター滞在記♯002】

小型船舶免許やダイビングライセンスを所持する私たち夫婦にとって、多拠点生活をするのであれば、やはり沖縄が理想的な場所。

旅人向けシゴトマッチングサイト「SAGOJO」に登録し、フリーライターとして国内外を飛び回っている妻の私は、基本的にどこでも仕事ができます。都内の外資系企業に勤務している夫も、今年の春から週休3日の働き方にシフト。

今も自宅でのリモートワークが中心なので、夫婦ともに多拠点生活に興味津々。そんな私たちが沖縄県名護市でのADDressLifeを体験してきました。

第2回のリポートは名護の「人」と「食」に注目し、ADDressでのヘルシーで豊かな沖縄暮らしをお伝えします。

■地域の人と交流を楽しめる地域共創型コミュニティパーク「coconova」

多拠点生活を始めようかと考え始めた頃、私たちが心配していたのは、「その土地の人々に受け入れてもらえるのか」、「その土地で頼れるような人ができるのか」ということでした。

ADDressの邸宅には「家守(やもり)」さんというコミュニティマネージャーがいて、その土地での会員の暮らしをサポートしながら地域と人とをつなげてくれます。これから多拠点生活を始めたいと思っている初心者の私たちにとっては、家守さんはとても心強い存在。地域のことを教えてもらったり、不明点をその都度聞いたりすることができたので、安心して滞在できました。

家守さんに、「名護には地域の人と交流も楽しめる、地域共創型コミュニティパーク『coconova』という場所がありますよ」ということも教えてもらいました。ここは昔から名護に住んでいた人々や移住者、他拠点居住者、旅人など、誰もが利用できる公園として開放された施設です。

coconovaでは定期的に週末マーケットやバータイムなどのイベントが行われたり、好きなこと・得意なことを持つ人が先生としてワークショップや講座を開催したりしています。

今までに開催された講座は、泡盛マイスターによる「泡盛ワークショップ(1,500円/回)」、「流木ものづくり講座(1,000円/回)」、「スパイスカレーづくり講座(3,500円/回)」など。ワークショップや講座への参加は、ウェブで1回分ずつ申し込みをするスタイルなので、ADDress滞在者でも気軽に参加できます。

体を動かすアクティブな講座、「ヨガクラス(1,500〜2,000円/回)」や「HIP HOPダンスレッスン(1,500円/回)、「キックボクシング(1,500円/回)」なども開催されています。ADDress滞在者でもcoconovaで自分の好きなこと・得意なことのワークショップや講座を開催することもできますので、興味のある方はぜひ相談してみてください。

私は「泡盛ワークショップ」に参加してきましたが、泡盛の奥深さを知ることができただけでなく、数年前から名護で多拠点生活をしている人や移住者さん、そして昔から名護に住んでいる地元の人達と自然に親しくなれました。

移住者のAさんは、「名護には海だけでなく山もある。沖縄らしい生活を楽しみたいならば、那覇よりも北部に住むのがお勧めだよ。北部の中でも名護は大型スーパーや24時間営業しているコンビニエンスストアもあるので、都会から来た人でも不便に感じることはないですよ」と、教えてくれました。名護市には移住者を受け入れてくれる大らかな雰囲気があり、若い移住者やUターンしてきた人が経営するおしゃれなカフェやレストランもたくさんあるそうです。

Coconovaは偶然の出会いや再会を楽しめるステキな場所なのです。

coconovaの1階奥には有料のコワーキングスペース「seeds」も用意されています。ADDrees名護C邸の個室にはテーブルやwi-fiが備えられていますが、ここにもWi-Fiや電源、プリンターなどが完備。夫婦で別々に集中して仕事をしたい時や、打ち合わせなどの時に使えますので、いざという時も安心です。

コワーキングスペースの横にはカフェ&バー「sōen」があり、地産素材を使用したメニューや、各種お惣菜、コーヒーなどを販売しています。仕事で疲れたら、2階のコミュニティ広場でゆっくりとコーヒーを飲んだり、食事をしたり、本を読んだり・・・。第2のリビングとしても使える、滞在者にとっては嬉しい場所です。

【coconova】
住所:名護市宮里 1004番地
営業時間:10:00-20:00
定休日:月曜日
HP:https://social-design.town/coconova

■名護市民お勧め!新鮮野菜や果物が並ぶファーマーズマーケット

ここからは、Coconovaで出会った人々からお勧めしてもらったスポットを紹介しましょう。

名護市には山の恵みを存分に味わえるスポットも数多くあります。山から湧き出るおいしい水を使った泡盛や、パインアップルやマンゴー、シークワーサーなどの果実栽培も盛んです。

JAおきなわのファーマーズマーケット「はい菜!やんばる市場」では、農家直送の新鮮な野菜や果物、特産品などがお得な価格で購入できます。スーパーフードの「醗酵ウコン粒(270円)」や、完熟して値札が書き換えられた果物、安くておいしいお弁当は、特にお勧め。滞在中の強い味方です。

【はい菜!やんばる市場】
住所:名護市宮里4-6-37
営業時間:9:00-18:00
定休日:第3水曜日(7〜8月、12月を除く)
HP:https://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/

■山原(やんばる)の恵みをたっぷり受けた、貴重な無農薬国産コーヒー

市街地から車で約20分の自然豊な「山原(やんばる)」の中には、国内では珍しいコーヒー農園もあります。コーヒー栽培の北限と言われている沖縄。「中山コーヒー園」では亜熱帯植物が生い茂る山の谷あいや斜面を利用して、農薬を一切使用せずに自然に近い環境でコーヒーを育てています。

ステキなテラスでコーヒーの木を眺めながら、このコーヒー園で完熟手摘み・自家焙煎された国産無農薬コーヒーを嗜むのは至高のひととき。

コーヒーの赤い実の果肉を使ったフルーティーな「コーヒーの果肉のお茶(600円)」や、低カフェイン&高ポリフェノールの「コーヒーの葉っぱのお茶(600円)」など、ここでしか味わえないドリンクも。

「コーヒーチェリーソーダ(700円)」も女性に人気があります。爽やかで深いうまみにファンも急増中!

個別包装のティーバッグなども販売していますので、滞在中のティータイムをより豊なものにしてくれますよ。山原(やんばる)の恵みがギュッと詰まった一品です。

【中山コーヒー園】
住所:名護市中山378
営業時間:9:00-17:00
HP:https://nakayama-coffee.com/user_data/discover

■ニホン全国おやつランキンググランプリ受賞!スーパーフード「アセロラ」のスイーツ

スイーツのお勧めは、マツコ・デラックスさんがMCを務めるテレビ番組「月曜から夜ふかし」で、第6回ニホン全国おやつランキングのグランプリを受賞した「アセローラフローズン(600円)」。スーパーフードの無農薬国産アセロラを使ったスイーツです。

アセロラは果実の中では天然ビタミンC含有量がトップクラス。100gあたりのビタミンCは、なんとレモンの約34倍! 他にもポリフェノール(アントシアニン)やビタミンE、葉酸なども含まれていますので、抗酸化作用が高く、美容や眼精疲労、筋肉疲労回復に効果が期待できる優れた果実なのです。

「アセローラフローズン」は、ゴリラチョップから車で約10分の場所にある「アセローラ フレッシュ」で販売されています。山里の小さな直営ショップですが、全国から健康や美に意識が高い女子から家族連れまで、多くの人々が訪れる人気店です。

実はこのショップ、かつての今帰仁城(なきじんじょう)主の北山王家末裔が、「地域に貢献したい」と運営しているお店。アセロラの高い栄養成分にいち早く注目し、土地の特徴を活かした栽培方法を長年かけて確立してアセロラ商品を開発してきました。アセロアは酸味があるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、ここのアセロラはほんのりと甘く、奥深いコクも堪能できる逸品です。

持ち帰り可能な「ACEROLA JELLY(270円)」や果実入りドリンク「アセローラ トロピカルドリンク(378円)なども販売していますので、滞在中のおやつとして常備しておけば、いつでもアセロラを味わえますよ。

【アセローラ フレッシュ】
住所:本部町並里52-2
営業時間:9:00~17:00
HP:https://acerola-fresh.jp/

■心も体も満たされる名護でのADDress滞在

移住者や多拠点生活者にも優しく、美ら海と山原(やんばる)の恩恵を受けた「食」やヘルシーな生活もができる名護での滞在をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

コロナ禍の都会での生活で疲れた私たちにとって、名護でのリモートワーク生活はとても充実したものでした。名護は「また帰ってきたい」と思える場所、「お帰りなさい」と言ってもらえる街になりました。

ADDressで沖縄らしいヘルシーな暮らしを、ぜひあなたも一度体験してみてはいかがでしょうか?

撮影・取材・文/北川りさ

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※この取材は、地域課題と旅人をマッチングし「旅×シゴト」の体験を提供する株式会社SAGOJO、名護市を拠点に民間主導のまちづくりに取り組む株式会社Social Design、住まいのサブスクリプションサービス「ADDress」を運営する株式会社アドレスの3社合同プログラムにより実現したものです。

この記事を書いた人

北川りさ

月刊ファッション誌のライターを経て、現在はフリーライターとして活動中。ファッション誌時代は巻頭美容連載や海外&国内旅行取材など、多くの記事を担当。ドローンカメラマンとしても、地方自治体や企業のPR撮影などをおこなっている。