こちらの口コミ記事はmankey_belle様より寄稿いただき、note『日常+旅で日々の充実感アップ!?ADDressを体験してみた!』から転載しております。
全国のリノベーションした空き家などを利用し、定額でさまざまな地域に住むことができる『ADDress』のサービスを、先日体験してきました。
会員になると、1つの家に数日~2週間/月、全国どこでもシェアして生活することができます。
「面白そう!」と思っていても、いざ自分が利用したら…と考えると、いろいろ気になりますよね。
ちなみに私は、こんなところが気になっていました。
- ADDressを利用した際の魅力ってなんだろう?
- 他の会員さんとの距離感はどれくらい近い(もしくは遠い)?
- 普通の一人旅とはどこか違う感覚ってあるのかな?
今回、3日間という短い日程でしたが、このようなポイントを中心に体験してきたので、ぜひ参考になればと思います。
目次
今まで知らなかった場所に出会うのも、ADDress生活の魅力の一つ
今回訪れた拠点は、静岡市の西端、用宗(もちむね)にある「用宗B邸」。
行先を選ぶ際、「私が住む大阪より東にある、海辺の町がいいな」と探していたら出てきた場所でした。
用宗=「ようそう?」、「ようむね?」と、最初は何と読むのかも分かりません。
ADDressの家を予約するサイトで会員さんの口コミを読んでいくと、ほどよくおしゃれなお店もある海辺の町であると分かりました。
最寄りの用宗駅までは静岡駅から2駅、用宗B邸まではそこから徒歩約10分と、アクセスもよさそうです。
普段の旅行では、知らないまま訪れることがなさそうな町ですが、今回口コミを読んで面白そうだと思い、滞在先に選びました。
こんな風に、今まで自分が知らなかったところに行くことができるのは、ADDress生活ならではの魅力かもしれません。
実際に行ってみると、時間の流れがゆったりしたのどかな町でした。
用宗B邸から徒歩1分で、しらす漁の盛んな漁港やクラフトビールの飲めるレストラン、温泉もあります。5分も歩けばビーチがあり、さらに5分先に歩けば、オシャレなレストランやジェラート屋さんもありました。
家守さん(その地域のことに詳しく、ADDressの家を管理している方)によると、つい最近までは「用宗に行く」というと、静岡の人でさえ「え、しらすでも食べに行くの?」というほど何もない場所だったそうです。
しかし、ここ最近インスタ映えしそうなお店が増え、週末にはおしゃれ女子の姿も見られるようになりました。
町を歩いていると、大人も子供も皆「こんにちは~」とあいさつをしてくれます。
私の住む街、大阪にはない光景で癒されました。
今回の旅での過ごし方
私はこのように3日間を過ごしました。
1日目:家守さん・会員さんとの交流、周辺散策
14:15 用宗B邸に到着
到着後、家守さんに、家の使い方や周辺のお店を紹介していただきました。用宗B邸には3つの個室があり、一人はすでに部屋の中でオンライン会議中でした。もう一人はまだ到着されていませんでした。
自分の部屋のベッドシーツを敷いてベッドを整え、荷物の整理をした後、一人で散歩へ
15:30~ 周辺散歩
家守さんから聞いた、家からすぐのクラフトビールのお店や温泉もすぐに見つかりました。その先にあるジェラート屋さんで、静岡のはちみつを使ったジェラートをテイクアウトし、ビーチに座って海を眺めながら食べました。
19:00~ みんなで晩ごはん
今日のメニューは、家守さん手作りのバターチキンカレーやわかめサラダ、具だくさんお味噌汁。
家守さんや会員さんと、普段の仕事や楽しみについて話しました。初対面なのに、気軽に話せる人たちばかりで驚きました。
印象深かったのは、皆さんの仕事観についての話です。
若手のうちは、自分の予期せぬ仕事にあたったり、これだと思った仕事にミスマッチがあったりして、全員、これまでに複数の職務経験がありました。
しかし、だんだん自分のやりたいことが見えてきて、それに向けてみんな努力しているんだなと感じました。
家守さんが言っていたのは「今日が一番若い」ということ。「気づいたその日から行動していこう!」というお話です。
それぞれ悩みはあっても、よい方向に進んでいこうとする皆さんのポジティブな意見や考えに勇気づけられました。
ちなみに、用宗B邸ではこの日料理を作ってくださったのは特別で、普段はしていないそうです。
代わりに、徒歩圏内の用宗A邸と合同で月に1回BBQをしているので、希望者はその日に合わせて予約してもらえれば!とのことでした。
翌1:00 就寝
気づけば23時を過ぎていたので、急いでお開きに。順番にお風呂に入り、就寝です。
2日目:SUP体験、昼寝、家守さん・会員さんと交流、温泉
朝7:45 SUP体験へ出発
事前に「行きたい」と家守さんにお願いしていたSUP体験へ。
会員さんの一人も急遽参加することに。(こうした飛び入り参加もできるように、ラッシュガードやショートパンツの貸出用を用意してくださっています!)
この日は、家守さんがガイド兼インストラクターをしてくださいました。
11:30 家に戻り、みんなで昼ごはんを食べに漁港へ
名物の生しらす丼と会員さんからの差し入れの静岡おでんを食べました。
帰り道にオシャレなフルーツハーブドリンクやところてんを買って、家でみんなでデザートタイムです。
14:00 昼寝タイム
午後から観光に出かけようと思っていたのですが、思った以上にSUPで疲れたので、いったん昼寝することにしました(笑)。
16:30~ 周辺散歩
会員さんの一人と、昨日とは違うコースに散歩に出かけました。のんびり歩きながら仕事のことやADDress 生活のことなどいろいろ話しました。
19:00~ みんなで晩ごはん
全員、次の日の朝に用宗を離れる予定だったので、「自炊用に新しい食材を買うのもな…」と、外食することに。
夜開いている飲食店があまりなく、周辺散歩の帰りにたまたま見つけた焼肉屋さんに行くことになりました。
仕事中のもう一人の会員さんにも連絡して合流し、一緒に食べました。
21:30 温泉へ
家から徒歩1分の温泉へ。みんなで歩きながら見た月がめちゃくちゃキレイでした。
3日目:会員さんと静岡駅へ出発、昼頃解散
8:00 みんなで朝ごはん
この日、今回出会った会員さんはちょうど全員が拠点を去る日でした。
1日目に家守さんが手作りしてくださったバターチキンカレーや味噌汁の残りもあり、豪華な朝ごはんになりました。
その後、それぞれの部屋を掃除。ベッドのシーツもはがしてリネンBOXに入れておきます。
10:00 出発
会員さんの一人が車で移動されており、途中まで乗せて行ってくれるとのこと。
昨日行けなかった名物(?)の石部トンネルを見て静岡駅に向かう途中、子供のころやってよかったこと(身に着けた習慣や習い事など)の話から日本の未来の話まで、またもや深い話になりました(笑)。
静岡駅の近くでかき氷を食べ、お昼ごろ解散しました。
ADDress生活での、人との関わり方・距離感
行くまでは、初対面の人と気軽に話せるのか、仲良くなれるのかと不安でしたが、実際に行って見ると、その不安は全く不要でした。
初日から、時間が経っているのに気づかないくらいたくさん話ができ、家守さんも会員さんも【人が大好き】という印象を受けました。
でも、ずっと一緒に過ごさなければいけないわけではありません。
滞在中、お仕事をされる方もいるので、時間や予定が合うときは一緒に過ごす、という感覚です。
もちろん、誘われてもその時の気分や予定に合わなければ断って大丈夫ですし、家の中で一人になりたいときは、自分の個室に入れば一人になれます。
この辺の気軽さや自由さはいいなと思いました。
また今回、食事はほぼ毎食、会員さんや家守さんと一緒に食べましたが、これも一人旅ではなかなか無いことです。
私は、一人旅のときの晩ごはんを、どこで食べるかいつも悩むのですが、ADDress会員さんはどうしているのか聞いてみました。
ADDress生活では、割と自炊したり買ってきたりして家で食べることが多いそうです。
家のダイニングスペースで食べていると他の会員さんと自然に一緒になることが多いので、交流しながら食べるとのことでした。
会員さん同士で、ADDressの拠点でどこがよかったかという情報交換もできて、楽しいそうです。
こうやって、気軽に会員さんと話しながらご飯を食べることができるのはいいなと思いました。
中には、冷蔵庫から食材を取ってすぐ自分の部屋に行く人もいるそうですが、そうされても特に気にすることはないとのことです。
普段の「旅行」とは違う、「暮らすように旅する」ということ
今回ADDressの家への滞在を体験してみて、同じ「旅」でも今までの一人旅とは全く違い、驚きました。
- 旅先なのに生活している感がある
行く前までは、現地であちこち観光に出かけるつもりでした。
しかし行ってみると、家の周りを散歩したり、疲れたら昼寝したりと、その土地で生活するように時間を使っていました。
ご一緒した2人の会員さんも、観光は基本的にしないそうです。
知らない町で、知らない人と、自分のペースや予定に合わせて「生活をする」。
それが今回体験したADDress生活でした。
滞在するのが、旅館やホテルという非日常空間ではなく、「家」というのも大きいかもしれません。
家のリビングやキッチンを他人とシェアして使いますし、一つのお風呂に交代で入ります。バスタオルや歯ブラシは自分のものを持ち込み、ベッドメイキングや部屋の掃除も自分でします。食器やフライパンは家のものを使っては、洗って戻します。
「お客様」ではなく、「他人と家をシェアする会員の一人」という感覚でした。
2.一人旅なのに、人との関わりが濃い
ADDress生活では、食事など、滞在中に家守さんや会員さんと交流する機会があります。どのくらい関わるかは自分次第ですが、今回私は、会員さんと本当にいろんな話ができました。
仕事や人生経験も一人一人違う方が集まってくるので、何か悩みがあっても、話しているうちに自然と視野が広がり、自分の考えがよい方向へ向いていく気がします。
普段関わることがない人と深い話ができるということも、ADDressLifeならではだと感じました。
また、家守さんからは地元の話も聞くことができます。
たとえば、観光スポットの紹介だけ聞くよりも、「この地域は昔はこうだったけど、今はこうなったんだよ」とか、定番のお店だけ紹介されるよりも、「この店、最近できたけど美味しかったよ」とか、リアルタイムの話を聞くと、その地域のことをより深く知ることができ、面白いと思いませんか?
今回ご一緒した会員さんの一人も、前回長野県のADDressの家に滞在された際に、家守さんからその土地の成り立ちを聞くことができたのが、とても面白かったと言っていました。
そして、ADDress生活をしていると、再会することもよくあるようです。
今回も、私以外の2人の会員さんは、前に別の家で会ったことがあると判明しました。
再会した瞬間、「あ!前に会ったね~!」と喜び合うのを見て、いいなと思いました。
始めてみると、良い刺激がもらえそう!
実際に体験してみると、私が行く前に不安に感じていたことは何も起こらず、むしろ、行き詰った日常からの解放感と充実感を充分に感じて帰ってくることができました。
もし始めようか迷っている方がいれば、「ダメだったらやめればいい」という気持ちで一度やってみるとよいかもしれません。
ちなみに、会員さんはテレワークのフリーランスの方ばかりかと思っていたのですが、利用の仕方や目的は人それぞれのようです。
今回ご一緒した会員さんの一人は、会社員。リモートで仕事が可能な木曜日~週末にかけてADDressを利用されているとのことでした。
ご自身のライフスタイルに合わせて日々の充実感や幸福感を高めることができれば、最高ですね。
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