ちょっとした工夫から出会いが広がっていく【ADDress会員インタビュー】ユウキさん

様々な人と出会う多拠点生活。「面白そうだけど、家守さんや会員さんと上手くコミュニケーションをとれるか不安……」という方もいるのではないでしょうか。

今回は、約2年間固定の家を持たないホッピング生活をADDressで続けているユウキさんに、家守さんや会員さんと楽しくコミュニケーションをとるコツを伺いました。

ユウキさんプロフィール
秋葉原ツアーガイド、日本語講師、英会話講師、インバウンドマーケターなど様々な仕事をこなすフリーランサー。2020年からホッピング生活を始める。多拠点生活中に出会った人々とのトークや多拠点生活のTipsをPodcastやnoteで発信中。

ポートフォリオサイト:https://animesensei.studio.site/
Podcast:https://open.spotify.com/show/5P9G67sR0zpE742Oc3qb3X
note:https://note.com/akibatour

コミュニケーション × 移動でシェアハウスよりも過ごしやすく

ーーー現在はどのような生活を送っていますか?

元々住んでいた東京のシェアハウスを引き払い、ADDressだけで生活をしています。大体1週間に1度移動しながら、全国の家を車で周っていますね。

日本語・英語の講師の仕事を中心に行っているのですが、時差や受講者の生活リズムの関係から5:00~13:00でレッスンが一通り終わるので、午後はコワーキングスペースや近所のカフェなど人に会える場所に出かけていることが多いです。

ADDressで知り合った方が近くの家にいる時は、一緒に食事やサウナに行くこともあります。

ーーー人と会える時間をしっかり確保されていて楽しそうですね!もともと多拠点生活に対して抱いていたイメージとギャップはありますか?

思っていたより自分の時間が確保できるなと感じています。

以前住んでいたシェアハウスにも自分用の個室はあったのですが、仕事中の声が他の部屋へ聞こえていないかが気になって、思うように仕事ができなかったんです。

ADDressだと「障子区切りの部屋なのか」「コワーキングスペースはあるのか」など予約サイトでチェックできるので、仕事の都合に合わせて個室を選べますし、隣の個室に音が通りやすい場合でも、事前に家守さんや会員さんに仕事内容を伝えておけば理解していただけるので、仕事がしやすくなりました

また、共同生活なのに人間関係で悩むことがないというのも意外でした。どんなに仲が良い人とでも一緒に生活し続けると嫌なところが出てくると思うんですが、ADDressだと長くても2週間後には移動するので、ずっと楽しく過ごせて心理的安全性が高くなったと感じています。

大事なのは、相手に興味をもつこと

ーーー家守さん、会員さんとはどのようにコミュニケーションが生まれていますか?

家守さんには事前にメッセージを送るようにしています。面倒見の良い方が多いので、普段やっていることや滞在中にしてみたいことを伝えておくと色々と助けてくださり、より楽しく滞在できるんです。

会員さんには、会ったらすぐに話しかけるようにしていますね。コミュニケーションを取るうえでは、相手に興味を持つことが大切だと思っていて。出身やお仕事、趣味、特技について伺っています。

一緒にボードゲームで遊ぶこともあります。場所を取りづらいカード型のものをいくつか持ち歩いているのですが、自然と盛り上がって仲良くなれるんです。話すきっかけが欲しい方にはおすすめです。

ーーー自分からコミュニケーションをとってみるのが大切なんですね!たくさんの方と話してみて、驚いたり、思い出に残っている出会いはありますか?

司法書士の仕事をしながら全国を周られている会員さんにお会いした時は驚きましたね。堅そうなお仕事というイメージがあったので、多拠点生活をしながらという自由な働き方ができるのが意外でした。

一緒にラジオ配信をするくらい仲良くなった方に出会えたのも印象的です。私はPodcastでラジオの配信をしているのですが、意気投合した会員さんとチャンネルを開設していくうちに、いつの間にか7つにまで増えていました。

頼ると快く応えてくださる方が多いので、お願いしたいことがある時は素直に伝えてみることにしています。

上手にコミュニケーションがとれるか不安な人たちへ

ーーー多拠点生活が気になっている人に伝えたいことがあれば教えてください!

「色んな人と話してみたい」という方は、ぜひ怖がらずに自分からフレンドリーに話しかけてみてください。ADDressの家守さんや会員さんは距離感を掴むのが上手な方が多いので、話したいという気持ちを表に出していれば、自然と会話を始められると思います。

SNSで発信をするのもおすすめですね。ADDressのFacebookグループでの発信や、SNSでハッシュタグ「#ADDressLife」がついている投稿などをみなさん意外と見ていてくれていて、「もしかしてラジオ配信されていますか?」と声をかけてもらい、そこから仲良くなったこともあります。

また、私はつい相手が話している途中で口をはさんでしまったり「次にこれを言おう」と考え始めて話を最後まで聞けていなかったりするんですが、相手の話を最初から最後までしっかりと聞ける人ってそれだけで好きになってもらえるんですよね。だから、もし「話すのは苦手だな」という人は、聞くことに徹してみると仲良くなりやすいと思います。

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ちょっとした工夫を通して、多くの家守さんや会員さんとコミュニケーションをとっているユウキさん。

滞在前のメッセージやボードゲームなど、すぐに真似できるものも多く参考になるお話しでした。

「上手にコミュニケーションがとれるか不安」という方も、今回ユウキさんが教えてくれたコツを活かして、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

(写真:ユウキさんご提供)

この記事を書いた人

三橋 七緒

ADDressでホッピング生活をしていたら、いつの間にかスタッフに。旅先で色んな景色や建築物を見たり、人と話したりするのが好き。その人らしさが伝わるインタビュー記事を届けたいと思っています。